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長崎のホテルは大変だ

長崎港近辺には非常に多くの観光ホテルが立ち並んでいます。個人客はもとより、修学旅行を受け入れるようなホテル、海外からの観光客など多様な人たちを受け入れるためです。いわゆるビジネスホテルは多くないのも特徴かもしれません。

ホテルの経営を続けるには常連客・固定客を増やす努力が非常に大事だと聞いたことがあります。僕は海外の文房具を販売するネットショップを運営していますが、この点はそのまま当てはまります。

しかしひとつ違いが有ります。それはターゲットとする客層をある程度絞っていることです。ところが上記ホテル群はその全てに対応できるような、あるいは少しは絞っている、そんな印象を持っています。選択と集中はメーカの経営に限った言葉ではありませんが、多種多様の顧客全てに満足感を与えることは不可能です。

それは設備や接客などで相反することが多いからです。荷物を持って欲しくない人、バスタブのシャワーが嫌いな人、色々が色々すぎるからです。

客の取り合いで値段が下がり、クオリティが下がれば価格下落の加速が始まり廃業に追い込まれるホテルも出てくると思われます。

そして今はじゃらんやYahooトラベル、楽天トラベルなどの利用者の口コミでの点数あるいは人気度がホテル検索の表示順位に直接影響しています。その点を重視すると、百人百様の満足度を全部ハイレベルにすることは厳しいでしょう。むしろ客層を絞ってよい評価を得やすくするほうが経営もスマートになり経費削減にも大きく寄与するものと思われます。

ということで、どこがのまどかめらまんと関連しているのかわかりませんが、以下、のまどかめらまんの行動と考えを記しました。

宮崎市を昼ごろあとにして大雨の降りしきる中、距離にして約450km走り長崎港に到着しました。途中で昼寝などしていたので、到着は朝4時。軍艦島が見える野母崎で日の出の撮影に臨みました。

結果は天気図を読みきった私の勝ち。雨雲が風で流される中、雲を太陽の光が下から照らし始めました。

野母崎といえば軍艦島が有名だが南側へ出れば日の出を見ることができる
野母崎といえば軍艦島が有名だが南側へ出れば日の出を見ることができる

さて、この日予約していたのは大手ビジネスホテルでも観光ホテルでもなく、ホテルマジェスティックという長崎きっての観光名所グラバー園が目と鼻の先という立地条件の洋館風プチホテルです。

到着するとアンティーク感あふれる洋館で案内された部屋も良い意味で20畳はあろうかと思われるほど無駄に広く、一人なのにツインルーム、さらに長崎港が見えるバルコニーのある部屋でした。

これまで利用してきたビジネスホテルとは明らかに異なる路線です。壁の傷や汚れ、テレビ台の蝶番の不具合など、ビジネスホテルだけでなく観光ホテルだとしてもクレームか口コミで酷評されるレベルです。

ただホテル運営はしっかりしていて、少数精鋭と思われるスタッフも色々な仕事を難なくこなしていました。機械的なルーチンワークをこなしているのではなく、宿泊者個々に対応をしてくれている感じを受けました。

このアンティーク感は作られたものではなく、洋館が年月とともに古びていったもので、調度品や浴室のバスタブ、ドアノブの錆び方などが自然でした。コンセントの下にアースを取る端子があったのですが、30年以上も前のものです。

今時珍しくホテルマジェスティックではバルコニーの出入りも自由
今時珍しくホテルマジェスティックではバルコニーの出入りも自由

古く使いにくい設備もホテル全体の雰囲気と同化して不便や不満を感じない、不思議な宿泊の感想をもちました。

一方テレビや冷蔵庫、温水便座などは最新のものが導入されていますが、基本スタンスは古きものを大切に使い続ける、そういったポリシーでしょうか。

このホテルマジェスティックをこれまで宿泊したビジネスホテルと同じ土俵で比較するのはなんだかタブーな感じがしましたので、比較はしません。ただボクは観光で宿泊したわけではなく、静かな部屋で仕事の続きをしたかった、それに相応しい宿泊施設をじゃらんの口コミで探していてたまたま見つけたものでした。

たったの一泊で何を言うと思う人もいるかもしれませんので、今後も何度も利用したいと思っています。

一方マジェスティックホテルをチェックアウトしたその日、やはり外観が洋風なホテルモントレ長崎という大きめなホテルにチェックインしました。前回長崎で撮影モデルをしてくれたななさんのお薦めでした。

宿泊代金はほぼ同じで、こちらは2泊で予約を入れていました。

到着するとなんとじゃらんの詳細説明にも記されていなかった地下の駐車場へ案内されました。ローカルな話ですが、車のエレベータで地下の駐車場に停めるというタイプで、新宿西口駅の前のヨドバシカメラの駐車場と同じです。

さて、部屋はというと、ホテルマジェスティックの直後ということもあり、まずは狭いと感じました。もちろんビジネスホテルでは普通の広さなので不便はありません。ただこちらもビジネスホテルではなく観光ホテルです。床はテラコッタの総タイル張り、調度品もアンティーク調、そしてバスルームから灰皿、マグカップにいたるまでホテルモントレのロゴが入っています。

建物全体が洋風にまとめられている、しいて例えるならディズニーリゾートのホテルミラコスタのような感じです。外観・内装・調度品・設備等々への投資額は相当なものでしょう。そして立地も駅から近く、ホテルマジェスティック同様、観光名所は概ね徒歩圏内です。

今こうして記事を書いているのですが、なぜか落ち着きません。疲労感からなのか、このホテル特有の何かなのか。とはいえ、住めば都、明日には慣れ親しんでいるでしょう。

長崎へ来る前に宿泊していた宮崎市の県庁のすぐ近くにあるレガロホテルはコストパフォーマンスが最高です。今後もレガロホテルを基準にビジネスホテルの選択をしようかと思っています。コーヒー一日中飲み放題、そういうホテルは僕は今のところレガロホテルしか知りません。

宿泊者は一日中コーヒーやソフトドリンクが無料で飲める。
宿泊者は一日中コーヒーやソフトドリンクが無料で飲める。